フランチャイズの失敗を回避するために、
事前に失敗ポイントを把握する。

夢と希望をもって独立しよう! そのような方に対して嫌な文言となってしまいますが、フランチャイズの失敗についても、事前にしっかり把握することは凄く大事な事です。
 

失敗してしまう独立とは?フランチャイズとは?

失敗事例を多く収集することが、成功への近道だと思っています。
私も脱サラをして早20年が経ちました。
現在はフランチャイズ本部としてストレッチ専門店を運営していますがその昔は某カーメンテナンスのフランチャイズ加盟店でもあり自動車流通システムのFC本部でもありました。
そんな20年を振り返り、私なりのフランチャイズで成功していくための解説をさせて頂きます。
 

フランチャイズ開業が、失敗する確率が低い理由 

・職人のようにフランチャイズの看板に頼らず独立する人
・全く新しい業種にてフランチャイズで独立する人
この両者を比較し、経験値で話をさせて頂ければ絶対的に後者の方が失敗する確率は低いと思います。なぜなら、フランチャイズ開業であると当初描いていた売り上げや経費が極端に違うことが無くなるからです。
独立して初めて分かる経費の重たさ。もちろん、独立する前から何度もシミュレーションして具体的な経費を算出し余裕をもって行動に移しても、見えない経費の壁が続々と出てきます。
「今月は、こんなに売り上げたのに手元にはキャッシュがほとんど残っていない」
本当によくある事です。
実はカードの売り上げが大半を占めていたとか、外販活動で予想以上に軽費をかけてしまったとか、もちろん冠婚葬祭費用も一生ついて回るお決まりの話です。
また予想と違って売り上げが上がらない。売り上げであてていた経費分が出ない。
ちりも積もれば何とやら。トイレットペーパー、ハンドタオル、クリーニング代 諸々容赦なくジャブは打ち込まれてきます。
フランチャイズ開業では、本部によってすでに売上・経費モデルが確立しているので、こういた経費も事前に想定することが可能です。
このように、実際に同業種でパッケージされたフランチャイズはオリジナルで1から始めるよりも、はるかに失敗する確率が低いと言えます。
 

失敗しない業態選びの見極めポイント

まずは損益分岐点が、遠ければ遠いほど成功も遠ざかると考えます。
もちろん、近くとも継続が出来なければ成功とは言えないでしょう。
また、その業態を世の中が本当に求めているのか?
幅広い年齢層に受け入れられるか?
過当競争化していないか?
景気に左右されないか? 
業態の多角化はあるのか?
この点は業態選びの重要なポイントになると思います。
独立して自分がどうありたいのか? このイメージは大変重要です。
朝から晩まで孤軍奮闘、休む間もなく馬車馬の様に働いて生計を立てるのか?
自分がオーナーとして、多店舗多角経営していくのか?
いろんな角度から業態を見ることをお勧め致します。
 

失敗しない本部選びの見極めポイント

独立して1番不安になる事は、しっかりと利益を上げ経営を継続出来るか否かだと思います。
ただ前項でも述べましたように、休む間もなく拘束時間も長く気持ちの余裕も無い!
利益だけを上げるのであれば我武者羅に365日働けば利益は必ず出ます。
利益はもちろんですが、オーナーとなる方が気持ちに余裕をもって仕事に取り組める環境を提示している本部はなかなかのものだと思います。
 

売上や集客の推移が明確

本部や加盟店の売り上げ推移や利益率・集客率などを具体的に明示し、どのように集客しリピート率を上げていけるのかが明確でなければなりません。
 

研修制度の質

次に研修カリキュラムがしっかりしているのは言うまでもありませんが、個々によって習得の時間やスキルは変わります。
本部が寄り添ってフォローしてくれるか本部が最後まで付き添って1人前のオーナーに育て上げる。そして定期的に形式ばかりの巡回ではなく、そのオーナーが求める問題点を常に一緒に解決してくれる!
オーナーとして、どのように動けば自身にも余裕が出来て更に事業を大きく広く展開出来るかを親身に相談に乗ってくれる本部こそ選びたいフランチャイズ本部の一つだと思います。
 

失敗しない借り入れ・資金繰りのポイント

まずは分相応、背伸びをしないことです。資金が多いに越したことはありませんが、大きくスタートして1年もたない様々な業態での独立者が後を絶ちません。
大きな夢を見て独立するのは大賛成です。しかし土台作りを失敗すれば元も子もありません。
お金をかけなければ集客に繋がらないスパイラルは、いずれ衰退していくでしょう。
いかに、お金をかけず集客出来るか?
これを踏まえて独立されれば資金繰りで困ることのリスクは軽減出来ます。
少ない資金で、しっかり基盤を固める事が失敗しない借り入れ・資金繰りのポイントとなります。
土台さえ出来てしまえば、借り入れは差ほど難しいものではないのです。
土台さえ出来てしまえば、資金繰りで厳しい局面に出くわすことも多くはありません。
 

まとめ

フランチャイズ開業で失敗する人がぶつかる部分について書いてきましたが、このように、走り出す前に成功イメージだけでなく最悪のケースも想定しておくこと。これがスタートしたあとの計画通りに経営を進めていくポイントです。
私たちが加盟店を募集している「ストレッチ専門店」という業態は、数あるフランチャイズの中でも、ローリスクな業態です。
商品の仕入れがなく、ベッド1台で開業可能です。
また、日々現金収入がメインなので、キャッシュフローがしっかり回りやすいです。
独立のために、どのフランチャイズ業態で開業しようかと検討中の方は、ぜひ一度、お問い合せ・資料請求をお待ちしております。